「Dizzy Gillespie Big Band – November 1968 (Beppo BEP-509)」海賊版らしいが、いい録音

Dizzy Gillespie Big Band – November 1968 (Beppo BEP-509)

Dizzy Gillespie Big Band - November 1968 (Beppo BEP-509)

 最近、放置してあったジャズのレコードをデジタル化して、CDに焼く作業をこまめにやってます。ついでなんで、そんなアルバム達を紹介していこうかと思ってます。

 東京の神田~神保町付近で寄った中古レコード屋さんで購入した、詳細不明・海賊盤らしきレコード「Dizzy Gillespie Big Band – November 1968 (Beppo BEP-509)」。

 つるつるにコーディングされたペラジャケットなので、撮影すると背景が写りこんでしまうのは後勘弁を。

 まあトランペットに何故か、イギリス出身のディジー・リース(Dizzy Reece)が入ってたので、購入したんですけど。

Dizzy Gillespie Big Band - November 1968 (Beppo BEP-509)

 そっけないジャケットに「曲名」と「演奏メンバー」が記載されているものなんですが、元はラジオかTVの「放送用音源」らしく、やたらと音が良い。

 演奏も程よくエキサイトで良い出来なんでレコードをデジタル化したんですが、CDに焼いて聴き出すと、延々リピートしまう魔力をもったアルバムだったりします。

 ちなみに、データ詳細確認のため「Jazz Discography Project」を覗くと、何故か、1968年の情報がすっぽり抜けてる(笑)。

Dizzy Gillespie Discography Project

 別途記載する「既発音源」や「映像」を確認してみても、該当する音源がないので、謎は深まるばかり。

 このレコード、イギリスで発売されたものらしいので、イギリスの何処かで演奏されたものなのかしら?

 手元に資料ないのでネット使い延々調べてみましたが、イギリスで演奏した記録が見つかりませんでした(笑)。他の国での演奏は、動画などの資料見つかったので、後述。


Dizzy Gillespie Big Band – November 1968

Beppo Records ‎– BEP 509 [UK]

Dizzy Gillespie Big Band - November 1968 (Beppo BEP-509)

side 1
01. Theme – Birk’s Work(Gillespie, Barney Kessel) 1:23
02. Things To Come (Dizzy Gillespie, Gil Fuller) 6:22
03. Ray’s Idea (Gil Fuller, Ray Brown) 4:22
04. One Bass Hit (Gillespie, Fuller) 4:19
05. Manteca (Gillespie, C. Pozo, Fuller) 3:42

side 2
06. M’bhanio [Nbani] 10:26
07. Frisco (Mike Longo) 11:17

Dizzy Gillespie Big Band

Dizzy Gillespie(tp) Dizzy Reece(tp) Jimmy Owens(tp) Steve Fortado(tp) Victor Paz(tp)
Curtis Fuller(tb) Ted Kelly(tb) Tom McIntosh(tb)
Chris Woods(as, fl) James Moody(as, ts, fl) Paul Jeffrey(ts) Sahib Shihab(as, bs) Cecil Payne(bs)
Mike Longo(p) Paul West(b) Candy Finch(ds)

Recorded November 1968


「The Dizzy Gillespie Reunion Big Band」1968年既発音源について

 既発音源に関してはネット検索すると、ディジーのビックバンドは1968年11月頃、「The Dizzy Gillespie Reunion Big Band」名義で、ヨーロッパの各地で演奏してるらしく、各国での録音が公開されております。

1)「The Dizzy Gillespie Reunion Big Band」1968年イタリアでの演奏

 イタリアでの演奏日程は、11月1日がプラート(Prato)、3日はミラノ(Milan)、4日はレッジョ・エミリア(Reggio Emilia)、5日はローマ(Rome)と、巡業している模様。

 11月3日に「Milano」で行われたコンサートは、「Dizzy Gillespie And His Big Band ‎– Live (Blu Jazz ‎ BJ011CD)」としてCD発売されておりますが、日本では入手困難か。


2)「The Dizzy Gillespie Reunion Big Band」1968年ドイツでの演奏

 ドイツでの演奏は11月7日「Berlin Jazz Festival (Germany)」での様子が、「MPS Records」より「The Dizzy Gillespie Reunion Big Band ‎– 20th And 30th Anniversary」として発売されております(未CD化の模様)。

The Dizzy Gillespie Reunion Big Band- 20th and 30th Anniversary

MPS 15207 / MPS 15 207 ST (1968) LP

01. Things to Come (Dizzy Gillespie, Gil Fuller) – 5:29
02. One Bass Hit (Gillespie, Fuller) – 6:35
03. Frisco (Mike Longo) – 7:55

04. Con Alma (Gillespie) – 10:15
05. The Things Are Here (Gillespie) – 7:40
06. Theme – Birks Works (Gillespie, Barney Kessel) – 1:40

Dizzy Gillespie Big Band

Dizzy Gillespie(tp) Dizzy Reece(tp) Jimmy Owens(tp) Stu Haimer (tp) Victor Paz(tp)
Curtis Fuller(tb) Ted Kelly(tb) Tom McIntosh(tb)
Chris Woods(as) James Moody(as, ts) Paul Jeffrey(ts) Sahib Shihab(as, bs) Cecil Payne(bs)
Mike Longo(p) Paul West(b) Otis “Candy” Finch(ds)

November 7, 1968 at Berlin Philharmonic Hall, Berlin Jazz Festival, Berlin.

 「Berlin Jazz Festival (Germany)」での様子、動画もありましたね。

Dizzy Gillespie Reunion Bigband 1968 – Con Alma


3)「The Dizzy Gillespie Reunion Big Band」1968年デンマークでの演奏

 日程不明ですが、「Copenhagen Jazz Festival (Denmark)」での様子は、デンマークの放送映像で確認することが出来ます。

Dizzy Gillespie Big Band Copenhagen 1968 Danish TV production



キース・ジャレットのアトランティック時代のベスト・アルバム(2008)

「Somewhre Before: The Keith Jarrett Antology / The Atlantic Years 1968-1975」は、2008年発売の、キース・ジャレットがアトランティック時代(1968-1975)に録音した、リーダーアルバム群から選曲された2枚組ベスト・アルバムです。

Keith Jarrett - Somewhre Before - The Keith Jarrett Antology (2008)

具体的には、「人生の2つの扉[Vortex] 1967」、「Somewhere Before [Vortex] 1968」、「流星[Atlantic SD] 1971」、「最後の審判 [Atlantic] 1971」、「誕生[Atlantic] 1971」、「Gary Burton and Keith Jarrett [Atlantic] 1970」の6枚からの選曲となります。

なお、マルチ演奏者ぶりを発揮した「Restoration Ruin [Vortex] 1968」は、収録されておりません。

「ディスク1」は、ピアノトリオ中心。「ディスク2」は、ゲイリー・バートンとの双頭バンドと、カルテットでの演奏という編成。


Somewhre Before: The Keith Jarrett Antology – The Atlantic Years 1968-1975
Warner Classics & Jazz / Rhino Records 8122 79946-7
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Keith Jarrett – The Atlantic Years 1968-1975 [Disc 1]
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Life Between The Exit Signs [Vortex LP 2006] 1967
01. Life Between The Exit Signs 6:53
02. Everything I Love (Cole Porter) 4:32
03. Margot 3:43
04. Lisbon Stomp 6:04

Somewhere Before [Vortex LP 2012] 1968
05. New Rag 5:41
06. Pouts’ Over (And The Day’s Not Through) 4:37
07. Somewhere Before 6:51
08. A Moment For Tears 2:58

The Mourning Of A Star [Atlantic SD 1596] 1971
09. Standing Outside 3:20
10. Trust 6:56
11. All I Want (Joni Mitchell) 2:21
12. The Mourning Of A Star 9:21

all composed by Keith Jarrett

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Keith Jarrett – The Atlantic Years 1968-1975 [Disc 2]
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Gary Burton and Keith Jarrett [Atlantic SD 1577] 1970
01. Grow Your Own 4:54
02. Como En Vietnam 7:03
03. Fortune Smiles 8:29
04. The Raven Speaks 8:17

Birth [Atlantic SD 1612] 1971
05. Birth 6:10
06. Mortgage On My Soul (Wah Wah) 5:35

El Juicio (The Judgement) [Atlantic SD 1673] 1971
07. Toll Road 5:44
08. Gypsy Moth 8:17
09. Pardon My Rags 2:43

Somewhere Before [Vortex LP 2012] 1968
10. Old Rag 2:38

all composed by Keith Jarrett


●Disc 1-01,02,03,04 –
Life Between The Exit Signs(人生の2つの扉)[Vortex LP 2006] 1967

Keith Jarrett (p) Charlie Haden (b) Paul Motian (ds)
NYC, May 4, 1967

●Disc 1-05,06,07,08 / Disc 2-10 –
Somewhere Before [Vortex LP 2012] 1968

Keith Jarrett (p, ss, recorder) Charlie Haden (b) Paul Motian (ds)
October 30, 1968 at Shelly’s Manne-Hole in Hollywood, CA.

●Disc 1-09,10,11,12 –
The Mourning Of A Star(流星)[Atlantic SD 1596] 1971

Dewey Redman (ts) Keith Jarrett (p, ss, steel ds, conga)
Charlie Haden (b, steel ds) Paul Motian (ds, steel d, cga)
July 8, 1971 in NYC.

●Disc 2-07,08,09 –
El Juicio (The Judgement)[最後の審判 (ジェリコの戦い)] [Atlantic SD 1673] 1971

Dewey Redman (ts) Keith Jarrett (p, ss, steel ds, conga)
Charlie Haden (b, steel ds) Paul Motian (ds, steel ds, conga)
July 8, 1971 in NYC.

●Disc 2-05,06 –
Birth(誕生)[Atlantic SD 1612] 1971

Dewey Redman (ts) Keith Jarrett (p, ss, steel ds, conga)
Charlie Haden (b, steel ds) Paul Motian (ds, steel ds, conga)
July 8, 1971 in NYC.

●Disc 2-01,02,03,04 –
Gary Burton and Keith Jarrett [Atlantic SD 1577] 1970

Gary Burton (vib) Keith Jarrett (p, el-p, ss) Sam Brown (g) Steve Swallow (b) Bill Goodwin (ds)
July 23, 1970 at A&R Studios in NYC.


キースの演奏は「ピアノソロ」による諸作品、「スタンダーズ・トリオ」による演奏、「アメリカン・カルテット」に「ヨーロピアン・カルテット」と一通り聴いたので、残る作品群を探していた時に見つけたコンピレーションアルバムでした。

トリオ編成による「Life Between The Exit Signs(人生の2つの扉)」はまだ未聴だったので、後ほど単独でアルバムを入手してみようかと思ってます。

「Ornette Coleman – Dancing In Your Head (A&M/Horizon)1977」は、祭りの喧騒

フリージャズの指導的存在で「ハーモロディクス(Harmolodics)理論」の提唱者、「オーネット・コールマン(Ornette Coleman)」。

Ornette Coleman - Dancing In Your Head (1977)

1976年に録音した「ダンシング・イン・ユア・ヘッド(Dancing In Your Head)」は、お祭り騒ぎ的な「Theme From A Symphony」の2バージョンと、1973年にモロッコで現地のミュージシャンの演奏に合わせ録音した「Midnight Sunrise」が収録されております。

さて、2つのバージョンが収録される「Theme From A Symphony」。

ファンク&ロックのビート、2ギター奏でるカラフルなサウンドをバックに、オーネットがスカっと気持ちよく吹きまくっております(最後まで)。

明るく異国情緒漂う音の羅列と、「祭りの喧騒」にも似たリズムが交じり合い、祝祭的な雰囲気を醸し出していきます。

この猥雑極まりない音楽はCDより、プチプチノイズ入りのアナログレコードで聴くべきだと思います。

しかし、テナーのようなぶっとい音でオーネット奏でるソロのポップさ加減は凄まじいの一言。

初期のナイフのように尖った演奏から想像出来ないほどの、変貌具合かなと。

最後に登場するのがモロッコで録音された「Midnight Sunrise」。

バグパイプのような響きと、和太鼓奏でる如き単調なリズムに乗せ、オーネットが即興演奏を繰り広げるもの。


Ornette Coleman – Dancing In Your Head (A&M/Horizon)1977
A&M/Horizon SP-722 / Universal Music UCCU-6118 [2011.07.20]

Ornette Coleman (as) Charles Ellerbee(g) Bern Nix (g) Rudy MacDaniel (b) Ronald Shannon Jackson (ds)
December, 1976 at Barclay Studios, Paris, France.

01. Theme From A Symphony (variation 1) 15:37

02. Theme From A Symphony (variation 2) 11:06

Robert Palmer (cl, wood-fl) Ornette Coleman (as, tp, electric violin)
The Master Musicians Of Jajouka (pipes, fl, three lutanists, violin, ds)
January, 1973 in Jajouka, Morocco.

03. Midnight Sunrise 4:36


この時代のオーネット・コールマンは、「フリー・ジャズ(Free Jazz)」と呼ばれる演奏スタイルに、理論武装を施すため、「ハーモロディクス(Harmolodics)理論」なる、未だ定義があいまいな「演奏理論」を口にするようになります。

で、「ハーモロディクス(Harmolodics)理論」てなんじゃい?という事で、いろいろと他サイトを調べてみましたが、霞を掴むが如く(笑)。

オーネットの下に集まって、自由奔放に音を出した結果生まれる「演奏」を「ハーモロディクス(Harmolodics)」と呼んでいるようです。

これはオーネットの「理論」というより、「ハーモロディクス現象」とか「ハーモロディクス効果」と呼んだほうが、しっくり行くのではないかと思いますが、如何なもんでしょ?

「Ornette Coleman – Free Jazz +1 [Atlantic] 1960」は難解じゃなかった

「オーネット・コールマン(Ornette Coleman)」の作品群を聞く際、どうしても「フリージャズ=訳分かんない」という先入観念から、なかなか「気軽に聴く気になれない」んですが・・・。

Ornette Coleman - Free Jazz +1 [Atlantic LP 1364] (1960)

覚悟を決めて(笑)聴いて見ると、案外ふつーに聴けたのがこの、1960年に録音された「Free Jazz (Atlantic LP 1364)」。

クラッシック(現代音楽)から、フリージャズに入った方がより、理解し易いみたいですが、残念ながら私は、現代音楽には興味がなくて、詳細語れません、あしからず(笑)。

コード進行やテーマの小節数、リズムパターンなどを廃し、滅茶苦茶やってるだけ(笑)かと思えば、ベースのスコット・ラファロなど、クラッシックの素養があるミュージシャンが、荒れ狂う音の洪水を、ギリギリの処で、「音楽の枠内」に踏みとどめているような感じ。

溢れる音の洪水に呑まれぬよう、各人が「尖がった音の塊」を投げつけていく、といった風にも思えます。

なお後にオーネット・コールマンは、この演奏方法を「ハーモロディクス(Harmolodics)理論」と名付け、
「俺達は無茶苦茶やってるじゃないもん!法則性に基づいてやってるんだ!」
と、開き直りますが、パ●ト・メ●ニーら勘違い(と言われている)組を含め、理解出来るものはごく少数だった模様(笑)。

さてこのアルバム、「Free Jazz – A Collective Improvisation By The Ornette Coleman Double Quartet」とジャケットに記載されてますように、左右のチャンネルに別々のカルテットを配し、コードや小節数の制約がない状態で延々(約37分)、即興演奏を繰り広げます。

この録音に関しては、あらかじめ決められていたのは、「ソロの順番」と「演奏時間」だった模様。

レコード時代には、AB両面で1曲という凄い事になってたようで。

CD時代に1曲につながった演奏を聴く事が出来るようになりましたが、これはこれで、別の問題が発生してたりします。

つまり、人間の集中力の持続時間という問題がありまして、これが約45分(15分×3回)。

良い音で聴けるLPレコードの収録時間が約20分という話もありますが、人が「集中して聴ける持続時間」という点でも、合致してる訳でありますね。

さて、アルバム「Free Jazz +1 [Atlantic] 」の話に戻ります。

派手なテーマらしきものが演奏された後、いきなりドロフィーのソロが始まります。
なお、各人のソロが終る頃、合奏(テーマ)らしきものが挟まれます。

ソロの間、他の奏者がナニをしてるかというと、適度に合いの手を入れてる感じ。

演奏はまず「エリック・ドルフィー(bass-cl)」が約5分ほど演奏し、次に「フレディ・ハバード(tp)」 が約5分ほど演奏。

次に「オーネット・コールマン(as) の演奏が10分弱ほど続き、LPレコード時代には、ここでA面(Part 1)終りとなる模様。

ここまで息つく暇もないまま、経過時間約20分(笑)。

LPレコード時代のB面(Part 2)、まずは「ドン・チェリー(pocket-tp)」の演奏が約5分。

フロント陣が終るとリズム隊でまず、ベースの「チャーリー・ヘイデン(b)」のソロが約4分 で、「スコット・ラファロ(b)」 ソロが約4分。

最後にドラムの「エド・ブラックウェル(ds)」が約1分、「ビリー・ヒギンズ(ds) 」が約1分ソロを演奏。

CD時代に追加された「The First Take」という曲は「Free Jazz (alternate take)」であり、リハーサル的に約17分というコンパクトな時間で、「Free Jazz」が演奏されております。


なおジャケットの窓から見える絵画は、抽象表現主義の代表的な画家・ジャクソン・ポロック(Jackson Pollock)の「ホワイト・ライト(White Light) (1954)」という作品。

この作品は現在、ニューヨーク近代美術館(MoMA)に収蔵されているそうです。


Ornette Coleman – Free Jazz +1 [Atlantic LP 1364] (1960)

01. Free Jazz (Ornette Coleman) 37:03

[CD bonus track]
02. The First Take [Free Jazz (alternate take)] (Ornette Coleman) 17:00

A Collective Improvisation By The Ornette Coleman Double Quartet

Ornette Coleman (as) Don Cherry (pocket-tp)
Scott LaFaro (b) Billy Higgins (ds) [left channel]

Eric Dolphy (bass-cl) Freddie Hubbard (tp)
Charlie Haden (b) Ed Blackwell (ds) [right channel]

December 21, 1960 at A&R Studios in NYC.

Supervised by Nesuhi Ertegun
Painting – Jackson Pollock
Album Design – Loring Eutemey
Recording Engineer – Tom Dowd

チャールス・ミンガス「直立猿人(Pithecanthropus erectus)」

今朝の会話の中で、とある曲についての話が出てきたので、解説文もどきをこちらにまとめてみました。

Charles Mingus - Pithecanthropus erectus(直立猿人)

チャールス・ミンガス率いるジャズ・ワークショップが演奏する「Pithecanthropus erectus(直立猿人)」。

チャールス・ミンガスが夢にみた、初めて2足歩行した猿人(ピテカントロプス)の「進化~優越~衰退~滅亡」という過程を、組曲風に1曲にまとめたという風変わりな曲。

前衛的というか、変わってるというか。

まあ、「アメーバ」を題材にした曲作ってた人も居るので、ジャズ界には変人が多いのかもしれませんが。

ジャッキー・マクリーンのフリーキーなトーンは、実は1956年でも披露されていた、という事実に呆然としてしまう訳でございますな。

ユニークな奏法で私も大好きな、相方J.R. モンテローズの怪演も聴き処。

Charles Mingus – Pithecanthropus erectus(直立猿人)
Atlantic LP 1237

Jackie McLean (as) J.R. Monterose (ts)
Mal Waldron (p) Charles Mingus (b) Willie Jones (ds)
Audio-Video Studios, NYC, January 30, 1956

Pithecanthropus Erectus: Evolution / Superiority-Complex / Decline / Destruction



ちなみに前述の、ハービー・ニコルズ(Herbie Nichols)の「Amoeba’s Dance」という曲はこんな感じです。
変わったもの大好きな、アルフレッド・ライオンのブルーノートから発売された10インチアルバムから。


ジャズのCD(Blue Note)などをゆるゆるご紹介