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チャールス・ミンガス「直立猿人(Pithecanthropus erectus)」

今朝の会話の中で、とある曲についての話が出てきたので、解説文もどきをこちらにまとめてみました。

Charles Mingus - Pithecanthropus erectus(直立猿人)

チャールス・ミンガス率いるジャズ・ワークショップが演奏する「Pithecanthropus erectus(直立猿人)」。

チャールス・ミンガスが夢にみた、初めて2足歩行した猿人(ピテカントロプス)の「進化~優越~衰退~滅亡」という過程を、組曲風に1曲にまとめたという風変わりな曲。

前衛的というか、変わってるというか。

まあ、「アメーバ」を題材にした曲作ってた人も居るので、ジャズ界には変人が多いのかもしれませんが。

ジャッキー・マクリーンのフリーキーなトーンは、実は1956年でも披露されていた、という事実に呆然としてしまう訳でございますな。

ユニークな奏法で私も大好きな、相方J.R. モンテローズの怪演も聴き処。

Charles Mingus – Pithecanthropus erectus(直立猿人)
Atlantic LP 1237

Jackie McLean (as) J.R. Monterose (ts)
Mal Waldron (p) Charles Mingus (b) Willie Jones (ds)
Audio-Video Studios, NYC, January 30, 1956

Pithecanthropus Erectus: Evolution / Superiority-Complex / Decline / Destruction



ちなみに前述の、ハービー・ニコルズ(Herbie Nichols)の「Amoeba’s Dance」という曲はこんな感じです。
変わったもの大好きな、アルフレッド・ライオンのブルーノートから発売された10インチアルバムから。