白人系叙情派ピアニスト、「ドン・フリードマン(Don Friedman)」の初リーダーアルバム「Don Friedman – A Day In The City (1961)」。
日本ではアルバム「サークル・ワルツ(Circle Walz)」だけ超有名で、他のアルバムってナニ?おいしいの?といった感じで、中々再発されない1枚です。
他の方が作成したアルバム紹介を読むと、マスターテープの保存状態が良くないため、再発盤のマスター音源は「オリジナルLP」を使用してるとのことらしいですね。
ちなみに、私が所有する輸入盤LP(OJC盤)は、学生時代に古町あたりに細々と営業してた輸入盤屋さんで購入した記憶があります(あいまい)。
そこのマスターが話すOJC盤の評価も強烈だったんですけど、その話は別の機会にでも。
「A Day In The City – Six Jazz Variations On A Theme」というタイトル及びサブタイトルの通り、都会での1日を夜明けから深夜までピアノ・トリオによる「演奏だけで表現」した1枚。
演奏だけで、情景描写を行っていることから「Dawn(夜明け)」や「Midday(正午)」は叙情的、「Rush Hour」や「Sunset(日没)」では突然、現代音楽に近い展開になったりします。
Don Friedman – A Day In The City (1961) – Six Jazz Variations On A Theme
Riverside RLP-9384 / OJC-1775
side 1
01. Dawn(夜明け) 6:05
02. Midday(正午) 5:47
03. Rush Hour(退出時の混雑時間) 6:47
side 2
04. Sunset(日没) 4:50
05. Early Evening(夕方から夜) 5:11
06. Night(夜) 8:01
all selection written by Don Friedman
Don Friedman (p) Chuck Israels (b) Joe Hunt (ds)
June 12, 1961 in NYC.
輸入盤では「サークル・ワルツ」と抱き合わせのCDで発売されましたね。