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ブルーノート・ブック(ジャズ批評)の変遷など

1984年に第1版が発売された雑誌「ジャズ批評」の別冊、「ブルーノート・ブック」は、2014年現在における最新版「21世紀版 ブルーノート・ブック」で、改定増補・第4版となります。

21世紀版 ブルーノート・ブック―史上最強のジャズ・レーベルのすべて (ジャズ批評ブックス)

●21世紀版 ブルーノート・ブック (ジャズ批評ブックス)[改定増補・第4版](2009/10/1)

ブルーノート・ブック(ジャズ批評)の変遷

●決定版ブルーノート・ブック (ジャズ批評ブックス) [改定増補・第3版](1999/02/01)
●完全ブルーノート・ブック(季刊ジャズ批評別冊)[改定増補・第2版](1987/05/20)
●全ブルーノート・ブック(季刊ジャズ批評別冊)[第1版](1984/03/30)

「ディスコグラフィー本なんて、最新版だけあればいいでしょ?」と思われる方がほとんどだと思われますが、「ブルーノート・ブック」に関して言えば「内容が全部異なる」ので、そうもいかないという話をしたいと思います。

とりあえず、ぱっと眺めた各版毎の特徴をば。

●全ブルーノート・ブック(季刊ジャズ批評別冊)[第1版](1984/03/30)

・51ページに渡る記事「ブルーノート総まくり探検座談会」を収録【出席:青木和富、小川隆夫、藤本雄三、行方均(進行)】
★10インチLPシリーズ、BNLAシリーズ、BNLAシリーズの詳細割愛

●完全ブルーノート・ブック(季刊ジャズ批評別冊)[改定増補・第2版](1987/05/20)

・10インチLPシリーズ、BNLAシリーズ、BNLAシリーズの詳細を収録
・モザイクレコードのBOXセット紹介(MR 5-116まで)
・新生(マンハッタン)ブルーノートのアルバム紹介(BST85141まで)

●決定版ブルーノート・ブック (ジャズ批評ブックス) [改定増補・第3版](1999/02/01)

・新生(マンハッタン)ブルーノートのリストのみ掲載(詳細割愛)
・サムシンエルス(somethin’els)レコードのリストのみ掲載(詳細割愛)
・日本で発売された、CDなどを追加(未発表音源集など)

●21世紀版 ブルーノート・ブック (ジャズ批評ブックス)[改定増補・第4版](2009/10/1)

・日本で発売された、CDなどをさらに追加(未発表音源集など)
・新生(マンハッタン)ブルーノートから発売されたCDとLPについて、ミュージシャンの別リストのみ掲載(詳細割愛)

その他、いろいろとガイド本が発売されておりますが、詳細は別の機会に。