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ボブ・ベルデン監修「Blue Breakbeats」シリーズの情報を追加

「Blue Breakbeats」シリーズの情報を調べていくと、1998年にボブ・ベルデン(Bob Belden)監修によるアーティスト別の「Blue Break Beats」シリーズが編纂されたようですね。

収録曲などの情報は、「Blue Break Beats (Compilation)」のページに追加しておきました。
お時間のある方は、どうぞご覧下さいませ。

Blue Break Beats (Compilation)

まあ、リー・モーガン(Lee Morgan)の情報を検索してると、たまにこのジャケットが目に入っていたのですが、あまりにもサイケ(死語か?)すぎて、見る意欲すら失われていた、という・・・。

あらためて収録曲を確認すると、普通に日本のジャズファンにも喜ばれるような選曲がなされておりますが、個人的な意見としては、見る度に目がチカチカする(苦笑)ジャケットだけは、勘弁していただきたいな・・・と。

なお、CDとアナログLPが同時発売されたみたいですが、現在アナログLPには、プレミア価格がついているみたいです。

●Lee Morgan – Blue Break Beats
Blue Note 7243 4 94704 2(CD) / 7243 4 94704 1 5(Vinyl LP) [1998]

Compiled by Joe Claussell

Blue Break Beats

●Grant Green – Blue Break Beats
Blue Note 7243 4 94705 2 1(CD) / B1-94705/7243 4 94705 1 4(Vinyl LP) [1998]

Compiled by DJ Smash

Blue Break Beats

●Bobbi Humhrey – Blue Break Beats
Blue Note 7243 4 94706 2 0(CD) / 7243 4 94706 1 3(Vinyl LP) [1998]

Compiled by Eli Wolf, Aton Adair

※このアイテムだけは、日本のアマゾンで発見出来ませんでした。予めご了承願います。

●Reuben Wilson – Blue Break Beats
Blue Note 7243 4 94707 2 9(CD) / 7243 4 94707 1 2(Vinyl LP) [1998]

Compiled by Mark Copeland, Preston Powell

Blue Break Beats

●Donald Byrd – Blue Break Beats
Blue Note 7243 4 94708 2 8(CD) / 7243 4 94708 1 1(Vinyl LP) [1998]

Compiled by Jean-Paul Maunick

Blue Break Beats

●Lou Donaldson – Blue Break Beats
Blue Note 7243 4 94709 2 7(CD) / 7243 4 94709 1 0(Vinyl LP) [1998]

Compiled by DJ Smash

Blue Break Beats


まあ、この辺りまで来ると、調査した情報のメモ書きみたいなものですな(笑)。
再検索するの面倒ですし。

Blue Note Records Compilation (Blue Break Beats & more)のページを追加

最初にお断わりしておきますが、当方、恥ずかしながらジャズで踊れるクラブなどには、行った事ありません(笑)。

とは言いつつ、興味はあるので、「Blue Note Records Compilation (Blue Break Beats & more)」のページを追加しました。

1980年代、イギリスのクラブDJ達から始まった「踊れるジャズ」のムーブメント。

この流れの重要な背景として、1960年代のハードバップ~新主流派とジャズが変遷する激動の時代、イギリスの人達は、とある規制により「当時、アメリカのジャズ・ミュージシャンの生演奏を、自国イギリスで聴く事が出来なかった」という事実があるみたいです。

一般の人が、気楽に接することが出来なかったために、1980年代に掘り起こされたブルーノート・レコードの演奏は、ダンスフロアを闊歩する若者達にとって、とても新鮮に聴こえた(今まで聴いた事ないから)という話を、読んだ事があります。

ダンスを踊る彼らは、「LPジャケットに映るファッション」まで真似たというから、半端でないですね。

蛇足ですが、イギリスからアメリカに移住したディジー・リース(Dizzy Reece)のブルーノート初録音は、ロンドンで行われたそうですが、レコードには「パリでの録音」と、事実と異なる場所が書かれていた理由は、この規制によるものだそうで。

話を戻します。

「踊れるジャズ」のムーブメントに乗り、日本のお堅いジャズファンから軽視されていたジャズ・ファンクや、ソウル・ジャズ系の音源だけを集めた「Blue Break Beats」四部作、「ブルーシリーズ(Blue Series)」などが発売されました。

1980年代にイギリスで起こった「踊れるジャズ」を発掘する動きは、ロンドン・クラブジャズの人気DJ・ポール・ブラッドショウ(Paul Bradshaw)らを中心とし、1988年に創刊された雑誌「Straight No Chaser Magazine」を媒体として世界中に広まっていきました。

「踊れるジャズ」の音源は、便宜的に「アシッド・ジャズ(acid jazz)」と呼ばれている模様(定義と線引きはよく判ってません)。

Best of Blue Break Beats

「Blue Break Beats」四部作は、「アシッド・ジャズ(Acid Jazz)」レーベル創設メンバーのディーン・ラドランド(Dean Rudland)とエディ・ピラー(Eddie Pillar)が選曲しているとのこと。

Blue Bossa

また、「ブルーシリーズ(Blue Series)」と呼ばれるコンピレーション・アルバムの重要三部作、「ブルー・ボッサ(Blue Bossa)」、「ブルー・バップ(Blue Bop)」、「バプティスト・ビート(Baptist Beat)」を手掛けたのは、DJ・ジャイルス・ピーターソン(Gilles Peterson)で、「アシッド・ジャズ(Acid Jazz)」、「トーキン・ラウド(Talkin’ Loud)」など、次々にレーベルを設立し、世界的に人気があるようですね。

なお一連のコンピレーションCD・LPの、収録曲等に関する情報は、容易に把握しきれないので、確認出来次第、順次補足していきます。

Blue Break Beats (US & UK & EU)

Blue Series (US & UK & EU)